骨が二つか、それ以上の数に折れたものをいいます。
完全に真っ二つに折れたものや、潰れてしまったものを完全骨折、折れかけでヒビが入っただけのものや、潰れかけのものなどは不全骨折と呼びます。
折れた骨が皮膚を突き破って身体の外へ飛び出したものは、開放性骨折又は複雑骨折と呼びます。
(この骨折は手術が必要なので、手術後のリハビリ以外は、ほねつぎでは施術出来ません。)
一般に複雑骨折と呼ばれている、一本の骨が何箇所か同時に折れたものは、実際には複数骨折や重複骨折などと呼ばれています。
近頃は、運動や生活リズムなどの生活習慣や、外食や偏食、食事内容の欧米化、不適切な食事リズムなど、食事習慣の変化からか、老若男女を問わず、骨のカルシウム分や、関節の軟骨・関節液の主成分の補給が足りなくなった結果、骨・関節系統の疾患にかかる人が徐々に増えてきています。
薬局などでカルシウムのサプリメントが売られていますが、元々の食生活を改善しなければ、薬だけで補うのは困難です。
これは若年者も例外ではなく、骨に弾力性が無いために、ちょっとした事で簡単に骨折してしまう小児が増えてきています。
テレビなどでも放送されていますが、骨の中のカルシウム分が足りず、骨粗鬆症予備軍になっていたり、運動不足で骨の縦の成長ばかりが進んでしまい、太さが未発達になったりしているのが、骨折してしまう理由です。
最近の子供の体型が、ほっそりとして線が細い印象を受けるのは、この『骨の縦の成長』ばかりが進み、骨の太さ(強さ)が足りなくなった結果です。
小児の場合、身体がまだ成長途中で、骨の強度や太さが大人に比較してまだ未完成という事もあり、タンパク質やミネラルなどの各栄養素の摂取量と、運動による骨への刺激はとても重要です。
これは大人も例外では有りません。
女性の方々の中には、出産や、間違った情報・知識による過酷なダイエットなどにより、骨を形作る重要な構成成分が失われてしまい、風邪にかかって咳がしばらく続いただけで肋骨が折れてしまう方もいらっしゃいます。
男性と違い女性のカルシウム代謝の場合は、性腺ホルモンの作用にも多分に影響を受けるので、充分な摂取が必要です。
ちなみに、関節軟骨の補強を行い関節痛を和らげる一助になる、と宣伝されているコンドロイチンやグルコサミンは、今のところ、実際に関節の補修を促進する作用があるかどうかについて、疑問を投げかけている学者もいます。
理由は、腸内でコンドロイチンやグルコサミンが吸収されるときには細かく分解されないと吸収する事が出来ず、バラバラになったコンドロイチンやグルコサミンの材料は、ふたたび元のコンドロイチンに戻ることはない、というのが理由のようです。
多くの患者さんが利用しているものですので、出来るだけ早く、詳しい報告が待たれるところです。