ほねつぎ施術の適応症 (打撲)

いわゆる打ち身のことです。
ぶつけた所が痛んだり、皮膚の下で毛細血管が切れて内出血が起こり青くアザが出来るのが特徴です。
ぶつけたところは、挫滅(ざめつ)(グジュッと潰れていること)して、そこの部分の組織が潰れ、破壊されています。
ぶつけると青アザが出来るのは、皮膚の下で細い毛細血管の血管壁が破れて、血液中の赤血球などの血球成分が、血管の外に漏れ出すからです。
漏れ出した血液は、周囲のものを圧迫し・押しのけようとする(血腫(けっしゅ)といいます)ので、鈍痛が起こります。
毛細血管から漏れ出た赤血球は、大抵の場合、静脈血です。
静脈血は、身体の細胞に酸素を送り届けた後で、赤血球内のヘモグロビンが酸素と結合していないため、暗赤色をしています。
(還元型ヘモグロビンといいます)
これが皮膚を通して見ると、太陽から来た赤い光が反射されずに体内で吸収されてしまい、青い光だけが反射されて我々の目の方に戻って来るため、青アザは青く見えるのです。
(海や空の色が青っぽく見えるのと、基本的な理屈は同じです)
血管外に出た血液は本来の役目も果たしませんし、本来の居場所でもなく、元の場所(血管内)にも戻れないので、白血球などに食べられて次第に吸収され、最後には何もなくなり、青アザは消えて しまいます。
青アザが次第に小さくなり、最後に黄色くなって消えてしまうのはこのためです。
家庭で出来る応急処置としては、ぶつけた直後はアイスノンや氷嚢などで冷やすか、冷湿布を当てるなどして血管を収縮させ、破れた毛細血管からそれ以上、血液が 漏れ出すのをストップさせる必要があります。
これは、炎症期の治療の4大原則、『RICE』の一つです。
(『ライス』と読みます。Rest"安静"・Icing"冷却"・Compression"圧迫"Elevation"高挙" の略です)
ある程度の打撲なら1〜2日間ほど冷却すれば、だいたいは破れた毛細血管が修復されて、青アザは徐々に消えていきます。
ただし、ただの打ち身だと思っていても、場合によっては痛みにまぎれて関節の捻挫や小さな骨折を見逃すことがあります。
「なんだか、いつもの打ち身と痛み方がちょっと違うな?」と思った場合は、そのまま放置せず、医療機関を受診する事をお勧めします。